プロローグ
しばらく山にいってないな。行ってきていい?
いいよ。お弁当も作ってあげる。
やった~。ありがとう!
ということで、ガンテツが産まれてから初めて、1年ぶりくらいに山に行くことにしました。
久しぶりの登山のため、近場の手ごろな山ということで、伊豆ヶ岳に行くことに。ただ、それだけだと短いので武川岳も一緒に登ることにしました。
当日朝はユウユウが5時30分に起きて、お弁当を作ってくれました。ユウユウは朝が弱いのに、ありがとう!
伊豆ヶ岳、武川岳の基本情報
伊豆ヶ岳(いずがたけ)
奥武蔵を代表する名峰。展望が開け、天気が良いと伊豆半島まで眺望できるともいわれることから「伊豆ヶ岳」の名がついた。ただし、今は木が生い茂り伊豆方面は見えない。都心方面の展望は望める。
西武秩父線 正丸駅から登れることもあり人気の山となっている。
山域 | 奥武蔵 |
都道府県 | 埼玉県 |
標高 | 851m |
武川岳(たけがわだけ)
埼玉県飯能市と秩父郡横瀬町の境界にある山である。岳という山名がついてはいるが、山容は至ってなだらかで、長閑な雰囲気を漂わせる山である。
山頂部は広く数個のベンチが置かれており、南側の名栗・奥多摩方面に展望がひらける。
山域 | 奥武蔵 |
都道府県 | 埼玉県 |
標高 | 1,052m |
駐車場情報
今回は車で登山口まで行くので、駐車場のある名栗げんきプラザをスタート・ゴールとして計画しました。実際には伊豆ヶ岳登山口に車を駐車できたので、そこをスタート・ゴールとしました。
アクセス
入間方面からは、国道299号を秩父方面に進み、正丸トンネルを抜けた直後の信号を左折して県道53号に入ると、5kmくらいで着きます。

名栗げんきプラザ第1駐車場
私が行ったときは入り口に柵が置いてあり、閉鎖されていました。お客さんが多いときに開けているのかもしれません。
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約30台 |
備考 | 名栗げんきプラザは埼玉県が運営する公共施設なので、誰でも無料で駐車可能です。登山で使用する場合は施設の人に一声かけましょう。 名栗げんきプラザ |
名栗げんきプラザ第2駐車場
こちらは開いていました。
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約15台 |
備考 | 名栗げんきプラザは埼玉県が運営する公共施設なので、誰でも無料で駐車可能です。登山で使用する場合は施設の人に一声かけましょう。 名栗げんきプラザ |
伊豆ヶ岳登山口駐車スペース
県道53号と正丸峠を通る車道との交差点に伊豆ヶ岳の登山口があり、そこに若干の駐車スペースがあります。
料金 | 無料 |
駐車可能台数 | 約3~4台 ※私が行ったときは、私も含めて3台でした。 |
備考 | 森林管理者が車で入ることもあるので、正面に駐車するのはやめましょう。 |
その他
武川岳を下ってきて車道に出るところに、車1台分の駐車スペースがあり、車が止まっていました。
登山ルート情報

スタート・ゴール地点 | 伊豆ヶ岳登山口 |
コースタイム | 3時間55分 |
登山ルート | 伊豆ヶ岳登山口~伊豆ヶ岳~山伏峠~武川岳~伊豆ヶ岳登山口 |
登山記録(2020年10月下旬)
伊豆ヶ岳登山口~伊豆ヶ岳山頂



7:40
標高565mの伊豆ヶ岳登山口に到着。先に2台車が止まっており、2名が登山準備をしていました。


8:00
登山靴に履き替えて登山開始。車止めの横をすり抜けて林道を歩いて行きます。


林道を数百メートル歩くと、伊豆ヶ岳の標識が出てきます。まだ歩きやすそうな林道は続いていますが、標識に従って左の山道に入ります。前を歩いていた2人はまっすぐ林道を歩いて行くので、私とは目的地が違ったようです。


山道に入るといきなり急登が始まります。まだ、体が動き始めていないので、息があがってきます。


山は杉林ですが、間伐がされていて日光が差し込んで明るいです。


ツガの木台。ここで一息。この後、さらに急登が続く。


8:20
長岩峠。正丸峠、正丸駅との分岐の標識があります。ここまでくれば急登は終わり、尾根歩きになります。


歩きやすい道が続きます。


少し行くと、道が左右に分かれています。どちらから行ってもいいです。左側の急な道を行きます。


急坂を登りきると、五輪山の山頂に到着です。ベンチもあり、一休みできます。


色づき始めている葉っぱもありました。



五輪山から先に進むと、左右の分かれ道があります。左側が男坂、右側が女坂です。


左側の男坂は鎖場もあり、楽しそうなルートなのですが、落石の危険があるため通行止めとなっていました。しかたなく、右側の女坂を行きます。



ゆるやかな登り坂を軽快に歩いて行くと、女坂も崩落のため通行止めになっていました。


「男坂と女坂の中間にあるみち」という長い名前の道を行きます。


みちの名前の通り男坂と女坂の中間のような斜度の坂を登っていきます。


男坂との合流地点です。当然ですが、こちら側も通行止めの標識があります。ここまでくればもう山頂です。


8:50
伊豆ヶ岳山頂(851m)到着です。



山頂は木が生い茂っているため、眺望はほとんどありません。一ヶ所だけ東京都心方面が展望できます。


写真だとわかりにくいですが、東京のビル群とスカイツリーが見えています。


こちらもわかりにくいですが、西武ドームが見えています。
伊豆ヶ岳山頂~山伏峠


9:00
山頂の標識の子ノ権現方面に向かって下山を開始します。


少し下ると、天目指峠と山伏峠の分岐があります。山伏峠方面に行きます。



急坂を下っていきます。


9:25
しばらく下ると車道に出ます。山伏峠(標高606m)です。



車道の向かい側に武川岳の登山口があるので、迷うことはありません。
山伏峠~武川岳山頂


最初は杉林の中を緩やかに登っていきます。神社の参道のようにきれいな一直線の道がありました。この道の先から急登が始まります。


道の脇に不思議なキノコを発見!毒キノコかな?


急登を登っていくと、背後に視界が開けました。


さらに登っていくと、林道に出ます。林道の向かい側に登山道があるので迷うことはありません。


急登はまだ続きます。


標高が上がってくると、杉林から植生が変わってきます。


10:25
前武川岳(標高1,003m)到着。天狗岩コースと武川岳の分岐の標識があります。武川岳方面に向かいます。ここまでくれば急登は終わりです。


緩やかな登りが続きます。




10:40
武川岳山頂(標高1,052m)到着。標識の標高が小数点まで細かく書いてあるのが印象に残りました。


山頂が木が生い茂り、眺望はほとんどありません。唯一の眺めは写真の奥多摩方面です。
また、近くに武甲山の石灰採掘場があるため、重機の音が響いており、静かな山のひと時という感じにはなりませんでした。


ベンチがあるのでのんびりと休憩できます。ここでユウユウに作ってもらったお弁当を食べます。おにぎりのボリュームがすごい!お腹いっぱいです。
武川岳山頂~伊豆ヶ岳登山口


11:10
名栗げんきプラザ方面に下山を開始します。


最初は歩きやすい、なだらかな下りです。


少し行くと分岐があります。どちらの道を行っても名栗げんきプラザに着きますが、左側の道は荒廃気味と地図にあったので、右側の道を進みます。ここから先は沢にぶつかるまでは急な坂を下っていきます。


沢と合流しましました。横瀬川の源流の一つです。横瀬川は荒川と合流して海に流れています。


沢沿いの道を下っていきます。周りは杉林です。


しばらく下っていくと林道になります。


ダートから舗装に変わります。舗装は濡れて苔がはえているところがあるため滑ります。2回滑りました。



11:50
車道に出ました。武川岳登山口に1台だけ駐車スペースがあり、車が止まっていました。車道を少し下ると、伊豆ヶ岳登山口に到着です。
まとめ
今回の登山時間は3時間50分でした。休憩時間を除くと、実際に歩いていた時間は3時間10分でした。
伊豆ヶ岳は正丸駅から気軽に登れる山として人気で、正丸駅から正丸峠を経由して登るのが一般的なようです。
今回は車で行くこともあり、名栗げんきプラザから登りました。また伊豆ヶ岳だけだと物足りないかと思い、武川岳も加えました。2座を登るには良いコースだと思います。
特に、武川岳は急登で一気に標高をあげていくので、登山のトレーニングに良いと思いました。近所にこういう山があれば良いんですけどね。
久しぶりの登山で、コースタイムが短いわりには疲れました。筋力の衰えを感じました。もう一度足腰を鍛えないといけないと痛感した1日でした。
また、登山の爽快感を思い出した1日でもありました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!